病院の事例1

概要

施設

病院

名称

医療法人財団 織本病院　様

病床数92床の病院です。 治療食などのきめ細やかな食事療法を重視した個食づくりに対応している厨房です。 衛生管理面も含めた見直しを図り、厨房の全面改修をおこないました。

厨房レイアウトの設計ポイント

• 検収室は床清掃の際に冷蔵庫等の機器の下に水が入り込まないように設置部には100㎜の段差を設けています。
• 調理場への入室前には前室で手洗い･消毒をおこない、エアーシャワー室で衣類に付いた塵埃を取り除きます。
• 厨房内は衛生面や調理員の労働環境を考慮し、ガス式の加熱機器は低輻射型（涼厨仕様）を採用しています。
• ドライ仕様の床は、定期的に水洗いが出来るよう細目の蓋型グレーチングを各所に設置しています。
• 温冷配膳車の出入り口の上部にはエアカーテンを設けています。
• 下膳カートは専用に設けた下膳室へ戻る為、配膳車との交差が無く、効率の良い衛生的な動線となっています。
• 厨房に隣接する調理実習室では患者への食事療法の指導を行っています。４～５人の集団指導も可能な広めのスペースに特注の対面キッチンを設置しています。

設計厨房画像

導入した機器の一例

スチームコンベクションオーブン

食材の芯温を管理しながらのスチーム加熱調理により安心、安全で美味しい料理を提供できます。

ブラストチラー

加熱後の食材を冷風の循環により急速冷却し、病原菌の発育至的温度帯を短時間で通過させます。

ガスフライヤー

から焚き停止装置、立消え安全装置、過熱防止装置などの装備により安全な揚げ物調理ができます。

真空包装機

真空低温調理やパック保存等いろいろな用途に活用されています。

食器消毒保管庫

洗浄後の食器を熱風の強制循環により殺菌し、そのまま収納できます。

クリーンルームダスター

風の吹き付け、吸い込みにより人体に付着したゴミ、埃、毛髪、害虫などを取り除きます。