学校給食センターの事例1

概要

施設

学校給食センター

名称

奥多摩町学校給食センター　様

小・中学校の給食センターの事例紹介です。 衛生管理に配慮したオール電化のドライ式大量調理施設です。 ここでは500人分の給食をつくっており、アレルギー対応食についても専用の部屋を設け安全・安心な給食提供をおこなっています。

厨房レイアウトの設計ポイント

• 調理場への入室前には前室で手洗い、消毒をおこないエアーシャワー室で衣類に付いた塵埃を取り除きます。
• 調理従事者が作業中互いの体に触れたりすることがないよう厨房内の空間を広くとっています。
• 衛生管理面から、各作業工程・種別毎に明確なゾーニングを行い、汚染区域、非汚染区域の境を壁などで仕切ることで動線交差を物理的に防ぐ設計となっております。
• 加熱調理後に冷却の必要がある食品については真空冷却機にて素早く安全な冷却を行なうことが可能です。
• 食器消毒保管庫は室内の天井が高い利点を活かして昇降式にすることでスペースの有効活用をしています。
• 各学校へ配送するコンテナ車は専用の洗い場を設け、毎回洗浄し常に清潔な状態を保ちます。
• 調理場の外部に開放される箇所にはエアカーテンを設けています。

設計厨房画像

導入した機器の一例

クリーンルームダスター

風の吹き付け、吸い込みにより人体に付着したゴミ、埃、毛髪、害虫などを取り除きます。

パススルー冷蔵庫

区画された下処理室から調理室への食材受渡しに使用することで交差汚染を防止しています。

牛乳保冷庫

0～10℃の範囲で牛乳を保冷します。ケースを出し入れしやすいローラー棚となっています。

超音波洗浄機

洗いずらい形状の食器やスプーン、フォークなどが超音波の力できれいに洗浄できます。

フードスライサー

葉菜から根菜までコンベア送りにより効率よく大量切截ができます。

真空冷却機

加熱後の食材の冷却、あら熱取りに使用します。冷風式に比べ短時間での冷却ができます。