ニュークックチル

こんにちは!技術部のロンです。
今日から9月、二学期も始まりましたね!しっかり勉強しましょう!!
みなさんはニュークックチルという言葉はご存知でしょうか。
従来のクックチルはご存知だということを前提に話を進めていきますが、ニュークックチルってクックチルの新バージョン?とか思われるでしょうが、新しいかどうかでいいますと欧州では30年以上前からこの調理方式を活用されていたようで、世界的にみると決して新しいものではないようです。
日本国内でクックチルの次に新しく普及していくであろうという観点で「ニュー」という言葉を使ったのではないかと推測します。(あくまでも推測です)
では従来のクックチルとは何が異なるのか?につきまして、ものすごく簡単に説明しますと
料理をチルド状態で盛付けからトレイメイク(皿をトレイにセッティング)まで行う。
(もちろんここでいう料理のチルド状態とは加熱調理後に急速冷却されたものを指します)
調理工程で一番異なる部分は上記になります。
トレイメイクが済んだ料理は「再加熱カート」にセッティングしていきます。
再加熱カートとは保冷機能と名前の通り再加熱機能を有しており、保冷~再加熱開始までをタイマー設定します。
<再加熱カートページについては、こちらから>
ここまでの説明だけでも、ある程度のメリットが浮かんでくるのではないでしょうか。
・盛付けはチルド状態の為、手でもおこなうことができるので時間短縮になる。
・再加熱後に速やかに提供することで熱々な状態で食事ができる。
(再加熱後に盛付けをした場合、時間をかけてしまうとその間に料理が冷めてしまう)
・早めの盛付けが可能で時間効率が良い(特に朝食の場合は前夜にセットすれば朝の作業が相等緩和される)
もちろんメニュー構成によっては全てに対応できるわけではございませんが、メリットだけを簡単に申し上げますと以上のような食事提供までの流れになります。
ニュークックチルを行うにあたっては対応できる機器の導入や厨房環境づくり、メニュー構成などさまざまな構築が必要となりますが、今後は国内においても更に普及していくのではないかと思われます。
その他については又、次回ブログまで!