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マメ知識
2015/09/18

お茶碗の配置ルールって・・・

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こんにちは、営業部ビッケです。
長雨とともに移りゆく季節、夏が終わり少し寂しい気もしますが秋と言ったら「食欲の秋」です。呑兵衛&食いしん坊の私にはたまらない季節ですね!今日は何を食べようかなんて考えるだけで幸せな気分になったりします。そんな食事をする際に大事なのは食器ですね、と言う事で今回もちょっと強引な感じがしますが、食器関連で行きたいと思います。

和食が無形文化遺産に選ばれてから久しいですが、極東のこんな小さな島国の料理が世界に認められるなんて、私も日本人としてとても誇らしい事に思っています。和食の食器セッティングは基本ご飯茶碗を左側にセットしますよね!私もこの仕事につくまでは、まったく気にもせず世の中右利きの人が多いから左手でお茶碗を取りやすいようにしてくれてるのかな・・ぐらいとしか思っていませんでした。今から考えれば汁椀は右側なので、汁椀を取るときはクロスするのでこれも当てはまっていませんがね・・・、でもここには深い意味があるそうなんです。
炊き立てごはんの画像  ごはん茶碗を左側へ配膳


もちろん所説色々ありますが、その中でも有力な説で左側上位というものがあります。栄養士さんは学校で習ったことがあると思いますがもう一度おさらいと言う事で・・、これは日本伝統礼法の一つで、物を並べて置く時に、左側に一番重要な物や大切な物を置く事なんだそうです。この左側上位は物だけではないそうで、例えば右大臣より左大臣の方が上位、着物の衿を左前に着たりするのもこの名残だそうです。そして昔から日本人は「お米には八十八人の神様が宿っている」なんて言いくらいお米を特に大事にしてきましたので、そのしきたりに従ってごはん茶碗は左側に置くのだそうです。それを初めて知ったときはすごく素敵なことだなと思いました、お米は日本の心なので大切にしないといけません。ちなみに欧米では英語で右を「正しい」の意味がある「right」と言うように、日本伝統礼法とは真逆な右側上位・左側下位というのが通例だそうです。そんなことを言っていると国際的に座席などでもめるので国際ルールでは右側上位が基本になっています。

話をもどしますが、現在の学校給食では米飯給食を勧めている自治体が多いですが、私も小学生の時に三角食べをしなさいと先生に教えてもらっていました。ごはん茶碗が左側、汁椀が右側、主菜が上側という位置関係で、偏りなく色々なものをバランスよく食べなさいと言う意味なのですが、セッティングは絶対ではないので定食屋さんなんかで食事をすると、ごはん茶碗の上に汁椀で右側に主菜、その上に副菜なんてこともあります。
給食トレイメイク
そういえば、これもこの仕事につくまで気にしていませんでしたが、茶碗の「わん」の字も何種類かありますよね、陶磁器類の碗は「石へん」で、漆塗りなどの木の椀は「木へん」なんですって、あら、みなさんご存じでしたか?・・・それは大変失礼いたしました。でも現在はメラミンやポリプロなど、更にはPEN樹脂なんていうものも出てきているので材質での字の使い分けは正確にはしていないそうです。そんなこんなで弊社も食器類は各メーカーの商品を取り揃えており、ホームページに掲載しているものはごく一部です。ご希望を伺えれば一生懸命探しますので、是非お気軽にお問い合わせください。
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