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マメ知識
2015/11/17

メッシュってどんな単位?

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秋深し・・・、紅葉も見ごろを迎えたところが多いのではないでしょうか。前々から気になっていたのですが「紅葉狩り」の「狩り」ってちょっと不思議な感じですよね。狩猟をしない平安貴族の方々が自然を愛でることに「狩り」という言葉を使ったのが始まりだそうです。丼男です。
日本には四季折々の旬の料理などがあっていいですよね。最近は、美味しいものをオールシーズンで食べられるように工夫されているものも多くなってきましたが、やはり限られた時期しか食べられないという「ありがた味」も最高の調味料になっているのではないでしょうか。

季節は全く関係ありませんが、今回はステンレス製のザルやカゴなど、網目状になっている厨房用品についてお話したいと思います。

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ホームページやカタログを見ていると、「14メッシュ」や「5メッシュ」等々と表記されている商品があります。このメッシュという単位は、1インチ(2.54cm)の間にマスの数がいくつあるかを表しています。
つまり5メッシュというのは、2.54cm間に5つマス目がある網ということです。

メッシュの数字は大きいほど細目になり、逆に小さいほど荒目になります。
簡単な図にするとこのようになります。
商品別メッシュ数の違い

例えば、米揚げザルなどで使われている14メッシュの1マスのサイズを簡単に計算するには、
2.54cm(25.4㎜)÷14となり、≒1.81㎜になります。但し、これは網の線材をも含めた芯々ピッチの数値ですので、実際の目の隙間はもっと狭いことになります。数字でみるとかなり細かいように見え(注:私個人の感覚です)、米などの食材が網目からこぼれることはないように感じます。

3メッシュのイメージ画像 芯々ピッチと線材の太さとマス目の開口について

少し深掘りしますと、上記の算式では線材の太さが計算に入っていなかったので、実際には、
この3メッシュの場合、線材の太さがφ1.1㎜ ですので、25.4÷3-1.1 で計算され、
マス目の開口寸法は、約7.37㎜となります。

細目過ぎると水切れ油切れが悪くなったりすること(注:あくまでも私個人の感覚です)に加え、目の細かさに合わせて線材自体もより細くなるので、使い方次第では線が断裂し食品への異物混入となる可能性も出てくるので日々の点検など注意が必要です。そうした心配を解消する為の対策品として、パンチング板を加工したパンチングザルなども今では多く発売されております。

今後、ざるなどの商品をご検討の際には、上記をご参考に用途に応じた商品をお選び下さい。
また、当サイトに掲載している商品以外にも多数取扱いがございますので、お気軽にお問い合わせください。

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