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2015/11/30

「こ食」って何?

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こんにちは、管理人です。
先日、横浜の山下公園で東日本大震災の復興支援として開催された被災地域の方々が各々特産物も持ち寄って出展する直売会があり、ボランティアで知り合った宮城県亘理町のイチゴ農家さんも来られるとの事で行ってきました。1日限りの催しでイチゴはシーズンではない為、ジャムの販売をされていたので早速購入。後で食べましたが、無添加で自然の味はとても美味しかったです。ちなみに私の(ちょっと押し付けがましい?)お役立ち精神が黙っておられず、大声出して売り子をお手伝いしてきました。そしたら、お礼のお土産までもらっちゃって逆に申し訳なかったです。
いちごハウスの画像 亘理のいちご いちごのしずく

ここから本題、今回は食育のお話し、「こ食」ってご存知でしたか?
栄養士の先生や教育関係の方々はもちろんご存知だとは思うのですが、食育にあまり馴染みを持たない方など初耳とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。恥ずかしながら当社も少し前までは、この食育に関して無頓着だったように思われます。お食事そのものではなく、これを作るための機器や道具類を提供している当社ですが、社名にもある通り「給食」を提供する施設を主にお取引させていただいておりますので、お客様目線で物事を考えるためにも仲間とともにこの「食育」についてももっと勉強していきたいと思います。

「食事」は、生命の維持に欠かせないものですが、更に関心を深め、食事をみんなで楽しむ、調理のプロセスを日々感じる、様々な食材にふれる等の経験を積み重ね、五感を豊かにし、心身両面の健康・成長、生きる力の基礎を育む大切な役割を担っているとされております。
ひと昔前までは当たり前の光景だった、家族で食卓を囲み、会話を楽しみながら心ふれあう団らんの場をもつことなども非常に重要であるとされているのに対し、近年労働環境の変化や生活時間帯の夜型化、食に対する価値観の多様化などで、家族を始め誰かと食事を共にする(共食)機会が減ってきており、このような状況が原因でおこりうる下記の様々な「こ食」が問題視されています。当てはまるものがあれば、これを機に改善していくことをお奨めします。

【個食】(それぞれが別々のものを食べる)
・同じ食卓についてもバラバラの食事をしていては、連帯感や協調性が養われないとされています。

【孤食】(孤独に一人で食べる)
・食事中の会話や、食事を通じての躾も行われず、社会性が身につかないとされています。

【固食】(好きな物など同じものばかり食べる)
・栄養のバランスが偏ります。

【小食】(食べる量が少ない)
・いつも食欲がなかったり、過度なダイエットなど、必要量を食べずにいては、発育・健康保持に影 響を及ぼすのみならず、無気力になるなど、メンタル面にも良くないとされています。

【粉食】(パンや麺など粉から作られるものばかり食べる)
・軟らかいものばかりでは咀嚼する力が弱くなり、噛まずに飲む食べ方は、食べ過ぎを招きカロリー 過多の原因にもなります。

【濃食】(濃い味付けのものばかり食べる)
・正常な味覚が失われる。また、塩分の過剰摂取は様々な病気の原因になります。

こうしてみると学校や保育所などの給食も、食育の基本とされる「こ食」にならないようにできていますね。

ご家庭でも一緒に食事を取る時間を持つことで、家族みんなの心身の成長や健康の変化を日々観察・確認することができ、また食材や食文化のことを話したり、食事のマナーを教えたりすることが自然にできる場となります。食を通じたコミュニケーションは、食の楽しさを実感させ、心の豊かさをもたらすことにもつながることから、「こ食」を避け、みんなで楽しく食卓を囲むように心掛けることが大切ということです。

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