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マメ知識
2016/08/23

ヴァーチャルウォーター??

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こんにちは。事務員のB子です。
暑い日が続いていますね。今年は記録的な水不足で、関東では取水制限の可能性も報道されていましたが、なんとか持ちこたえているようです。台風の影響で雨も降ってきましたし、このまま夏を乗り切ってほしいと願っています。
ということでB子のブログ、前回の「水栓のお話」に引き続き、今回も水のお話です。

地球上の水は97.5%が海水で、残り2.5%が淡水です。そして淡水のうち、氷河や地下水を除くと、川や湖などの私たち人間が利用しやすい水はたった0.01%しかありません。
日本人が一日に使用する水の量は、約240L。私としては、「そんなに使っているのか」という感じでしたが、皆さんはいかがでしょうか。これだけたくさんの水を使っても、幸い日本は水資源が豊かな国なので、日常生活で水に困るということはほとんどありません。しかしこのような日本でも、実はたくさんの水を輸入しているということをご存知でしょうか。
それはヴァーチャルウォーター(VW)と呼ばれる「隠れた水」です。VWとは、工業製品や農業作物などを生産するために使用される水のことで、ハンバーガー1個を作るために使用される水は、パンの原料である小麦や、野菜や牛の生育から考えると、全部でなんと999L。実は日本では、国内で消費する水とほぼ同量の水(VW)を輸入していることになるのです。
つまり、世界の水不足は、日本の食糧不足やモノ不足にもつながり得るということです。

輸入牛肉にもヴァーチャルウォーターが使われている計算に 輸入農作物にもヴァーチャルウォーター

私たちの生活において、水をよく使う場面と言えば、風呂、水洗トイレ、台所、です。一般家庭と違い、病院や老人ホームなど給食を提供する施設では、野菜の殺菌洗浄や食器の浸漬などを行いますから、より多くの水を厨房で使用しているかもしれません。たくさん水を使えば、その分水道代もかかります。何百床もある大病院の場合、水道代だけで年間何千万円もかかっているところもあるようで、小規模な老人ホームでも年間何百万円もかかるそうです。しかし規模が大きい施設ほど、少しの節水が合わされば大きな効果が得られるということでもあります。
水を出しすぎない、出しっぱなしにしない、ただそれだけでかなりの水が節約できますし、水道代の節約にもつながります。
水不足の夏を機会に、水回りの機械更新や作業手順の見直し、水道代削減まで、考えてみてはいかがでしょうか。

節水は大切です 節水で経費削減

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