爪ブラシで正しい手洗い

こんちには、管理人です。
突然ですが、みなさん爪ブラシって使われていますか?私の家では特に妻がガーデニングで頻繁に土いじりをするので良く爪ブラシを使っております。厨房で調理のお仕事をされている方々は、おそらく使われていると思いますが、一般にはもしかするとあまり認知されていないのでは?・・・。
爪ブラシというネーミングからおおよそどのようなものかは予想がつきますね。指先の爪の隙間を洗う為の道具であり、ネイルアートを磨く為のものではないですよ。
調理仕事など衛生面を求められる現場では、必ず正しい手洗い方法という基準が決まっており、厚生労働省の「大量調理マニュアル」の中では、30秒かけてしっかり洗い20秒程度流水ですすぎ、これをなんと2回繰り返すように示されています。文部科学省の「学校給食における標準的な手洗いマニュアル」でも詳細に手順が図解で示されており、指の隙間や手のひらだけではなく、もちろん手の甲や手首さらに肘まで洗うようになっていてます。こうしたポスターを手洗い場に表示している現場もあるのではないでしょうか。そして爪の隙間は専用の爪ブラシなどで洗うことが望ましいとなっております。そうなのです。爪の隙間に入った汚れや雑菌などは通常の手洗いでは容易に除去できないことが過去いろいろな実験から証明されており、だからこそ爪ブラシなのです。
ここで誤解している場合があるので今回ひとつだけどうしてもお伝えしたいのです。
爪の間に何か尖ったものが刺さったりすると猛烈な痛みがあり、そのような経験をされた方も多いのではないでしょうか?私もあります。実はこの苦い経験から爪ブラシは痛いのではないか・・・と思われている方が以外といらっしゃると、私個人的に感じているのです。
爪ブラシをご使用になられている方は何ら問題ないのですが、使われたことのない方は是非一度近いうちにご経験された方が良いです。正しい使い方なら全く痛くありません。気持ちいい程度でクセになっちゃうかもしれません。そうなのです。より衛生的な手洗いの為にクセになっちゃっても良いのです。
お仕事で厨房に立たれる方々!更に深掘りしましょう。
爪ブラシは他の人との共用するのではなく、且つ毎日ブラシ自体も洗浄・消毒・乾燥をしっかり行う事が大切です。偶数日と奇数日にブラシ替え交互に使うようにするのもより衛生的になり、見た目ですぐに判別できるように色分けするのも効果的ですね。正しい手洗いの励行を続けていきましょう。
(2020/4/23追記) 弊社が取り扱っている爪ブラシについてはこちらをご覧ください。