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マメ知識
2017/04/22

コーヒーカップとティーカップ

ブログ

出会いと別れの季節...春ですね。都内では桜も散り際...、お花見の時期ももう終わってしまいそうです。弊社の近所の桜並木も葉桜になりつつあります。あっという間で少し寂しいですが、散っている姿もまた美しいですよね。花びらがひらひら舞う中コーヒー片手にゆっくり出社…なんて優雅なことをしてみたい、事務員ゆとりU子です。

そういえば、皆さんはコーヒーカップとティーカップの違いはご存じですか?
私もこの間偶然知ったのですが、是非ともこちらで共有させて下さい。

さて、大きな違いはその飲み口の形。
コーヒーカップは飲み口が少しすぼんでいます。対してティーカップは花が咲いたように広がっており、2つを並べてみるとその差は歴然です。
コーヒーカップの画像 ティーカップの画像    
これはなぜでしょう。
それは淹れ方の違いが関係しています。
まずコーヒーですが、豆の性質上、抽出するのに時間がかかります。注文が入ってから豆を挽きます!という喫茶店は、手元にくるまでに少し待たなければいけませんよね。飲む頃にはすっかりぬるく…なんてことを防ぐために、空気にふれる面積を少なくし、冷めにくい工夫がされているのです。
コーヒー道具 コーヒーのドリップイメージ コーヒー豆と淹れたてコーヒー

対して紅茶。淹れる際には95℃程のお湯を使用するのが宜しいとされています。茶葉のジャンピング(お湯を注いだ瞬間に跳ねるように浮遊するのでこのように呼ばれています)にふさわしい温度で淹れると、味も香りもぐんと引き立つとされているからです。蒸らす時間は茶葉のサイズ、量によって異なってきますが、2~4分の間でお好みの濃さになるように調節するのがベストです。このように熱々のお湯でサッと淹れる為、逆に口を広くして適温まで素早く冷めるような作りにしています。
ラベンダーとティーポット ティーポットでの茶葉のジャンピング カモミールとミントの入ったハーブティー

さらに、コーヒースプーンとティースプーンにもサイズの違いがあります。上記のことを踏まえればピンとくる方もいるかと思いますが、コーヒースプーンの方がやや小さめに作られています。砂糖やミルクを混ぜる際、大きすぎるとカップに当たって音が出てしまいますよね。これではあまり上品とは言えません。適材適所、その場にふさわしいものが選定できるようになれたらとてもスマートだと思いませんか?

今回紹介したティーカップ、コーヒーカップの使い分けですが、実は海外で行われている例は多くありません。
細かいところにまで気を配れる日本ならではの<おもてなし心>なのかもしれませんね。

当社では、コーヒーカップやティーカップなどの食器から、ミル・ポットなど道具類、コーヒーマシンやティーサーバーなどの機械類まで幅広く取り扱っています。お気軽にお問合せ下さい。

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