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営業活動日記
2018/01/27

業務用厨房も長く使ってはじめてわかる本当の良し悪し

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技術部のロンです。
東京でも大雪降りましたね、そして寒い日が続いておりますが体調管理をしっかりしてこの寒さを乗り切りましょう!

先日ですが、かなり前に厨房設計をさせていただいたお客様のところへ数年ぶりに伺いました。
もちろんエリア担当者はアフターフォロー等で頻繁にお邪魔させていただいておりますが、設計部としては久しぶりの訪問でした。

その日は厨房一式点検がメインでしたので全体を一通り確認させていただいたのですが、こちらのお客様は計画通りに上手くそして丁寧に使用されているようでうれしい限りでした。

但し、その中でも床面やステンレス製品の痛み具合等においてところどころ想像より劣化が激しい部分もありました。
こちらの厨房はドライ厨房として運用されており基本的には床の乾燥状態も保たれており衛生的ではあるのですが、洗浄室になりますとどうしても水の使用が多く飛び跳ねも多いため他部分よりも劣化が激しい状況でした。これは避けることのできない宿命とも思いますが、もう少し水ハケが良くなるように大き目の側溝が必要であったり、ステンレスの材質を錆びにくいグレードのものにした方がよかったかなぁ・・等々いろいろな改善策が浮かんできました。
又、揚げ物コーナーにおいても油脂分により床、壁等にとても影響を与えてしまいます。

それらの状況を現場で再確認することで、今後の設計に生きてくると考えます。
特に厨房設計において大事な事は調理することはもちろん、清掃のし易さもとても重要だと改めて感じました。
使われる方の取り組み方ももちろん大事ですが、ハード面ソフト面でもより良く計画していきたいです。それは機器自体の構造はもちろん、設置する位置及び付帯する空調設備等も関わってきます。

建物や機械製品でもなんでもそうだと思うのですが、出来上がった直後はとても見栄えが良く、ひとつの作品として成り立っているのですが(もちろんそれも大事な要素です)、その後にいろいろな人が使うので、その設計・計画が良かったかどうかの本当の答えは数年経過してから現れてくるものと思います。
そこをお客様に認めていただけることにより、次につながる良い関係を築いていけるものと改めて思いました。
まぁこれは設計に限らずどの分野においても共通することで当たり前のことではありますよね。
今後の設計についてはその辺りも今まで以上に追及していければと考えています。

ご使用開始から相当の年数を経過しても尚、きれいで良い状態を保たれている現場の写真を少しだけピックアップしてみました。
数年経過のきれいな厨房室例1 数年経過のきれいな厨房室例2 数年経過のきれいな厨房室例3

数年経過のきれいな厨房室例4 数年経過のきれいな厨房室例5 数年経過のきれいな厨房室例6

どうでしょうか、皆さまの厨房もきれいにご使用されていますか?衛生面ももちろんですが、効率的で優れた調理のパフォーマンスも良いフィールドがあってこそ引き出せるというものですね。
厨房室内環境改善その他、なんでもお気軽にご相談ください。

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