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2025/03/28

「厨房排気設備の重要性」

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 今回は安全な環境を守るために、厨房排気設備の重要性についてご案内致します。
厨房では、ガスコンロなどの燃焼機器を使用することから、厨房排気設備の管理は極めて重要です。
しかし、意外と見落とされがちな点があるのをご存知でしょうか?

 

 フード写真2.jpg

 

■グリスフィルターの役割と限界
 多くの厨房では、グリスフィルターを設置していますが、それだけでは完全な防止策にはなりません。
フィルターがあるからといって、ダクト内部に汚れが蓄積されないわけではないのです。
実際、ダクトの中には油分や汚れが着実に蓄積され、放置すると大きな危険を伴います。

■清掃不足が引き起こす火災のリスク
 ダクト内部の清掃が不十分であると、最悪の場合、火災の引き金になることがあります。
これまでの事例では、ダクトに油汚れが厚み0.4mmまで蓄積され、それが引き金となり火災が発生したケースもあります。清掃が不十分であれば、このような悲劇を引き起こす可能性があるのです。

■法令の遵守が求められる
 火災予防条例第3条の4には、「天蓋及び天蓋と接続する排気ダクト内の油脂等の清掃を行い、火災予防上支障のないように維持管理すること」と明記されています。
これは厨房の安全を守るために重要な指針であり、遵守すべき法令です。

 ■推奨される清掃基準
 清掃の頻度と方法についても、一定の基準が設けられています。
油汚れの厚みが基準値を超えると、火災のリスクが高まります。
そのため、定期的に点検を行い、油汚れの厚みが0.1mm以上の場合はダクト内部を清掃し、常に安全な状態を保つことが求められます。

■フード清掃事例
実際にフードおよびグリスフィルター清掃を実施した事例を写真でご紹介します。

清掃前

清掃写真1.jpg 清掃写真2.jpg

清掃中

清掃写真3.jpg 清掃写真4.jpg

清掃後

清掃写真5.jpg 清掃写真6.jpg

 

■まとめ
厨房排気設備の管理は、安全を守るために欠かせない要素です。
グリスフィルターの有無にかかわらず、定期的なダクト清掃を行い、法令を遵守し、安心・安全な厨房環境を維持していきましょう。

 

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