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マメ知識
2016/12/20

メラミン食器は電子レンジで使えるの?

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こんにちは。事務員のB子です。クリスマスが近づき、年末商戦と相まって町が賑やかになってきましたね。パーティー用にオードブルを購入し、お皿に移すのも面倒だからそのままレンジでチン、という人も結構いるのではないでしょうか。最近では何でもレンジで調理するようになりましたが、みなさんレンジ対応容器の確認はきちんとされていますか?うっかりすると溶けてしまう容器もあるのでご注意下さいね。

電子レンジ加熱イメージ

さて、先日お客様から「メラミン食器は電子レンジで使用できますか?」というお問い合わせをいただきました。結論から申し上げると、残念ながらメラミン食器は電子レンジでは使用できません。なぜかというと、食器自体が熱せられ、焦げたりヒビ割れができて、最悪の場合破裂することもあるからです。
電子レンジはもともと、マイクロ波という電磁波を発生させ、食材に含まれる水等の分子を振動させることによって温度を上昇させ、食材を内側から温めるものです。外側から加熱する通常の調理(焼く・煮る・蒸すなど)とは全く異なる仕組みになっています。そのため、耐熱性があることと電子レンジで使用できるかどうかは別の問題となってきます。

困った女性
また、お客様によってはホルムアルデヒドが溶けだすからレンジで使用できないのでは?と思っている方もいらっしゃるでしょう。確かに、メラミンにはホルムアルデヒドが含まれています。そして、加熱によりごく微量ですが溶けだすことが確認されています。
このことについては東京都健康安全研究センターが2010年研究年報第61号で調査結果を公表しています。(インターネット上で閲覧できますのでご興味のある方は調べてみて下さい)
それによりますと、食器洗浄機による高温のすすぎ水使用や乾燥操作によっても電子レンジ同様に熱が加えられ、メラミン樹脂が劣化し、ホルムアルデヒドの溶出量が増加します。逆に、主原料であるメラミンの溶出量は食器洗浄機で繰り返し使用することにより減少するそうです。電子レンジ、食器洗浄機をそれぞれ使用した場合についてメラミンの溶出量を測定し、それが食品に移行した場合の量についても試算がされていますが、定量限界値の半分以下であり、人体には害のない量しか溶けださないそうです。
また、ホルムアルデヒドについては、魚や野菜などごく普通の食品の中に、メラミン食器から流出する量の何倍もが含まれています。国の食品衛生法では、食器のホルムアルデヒドの含有量を4マイクログラム/ml以下にするよう定めていますが、メラミン食器には0~2マイクログラム/mlしか含まれておらず、その安全性が確認されています。また、仮に経口摂取したとしても、短時間で水と二酸化炭素に分解され体外に排出されるため、蓄積されることはなく無害だそうです。(メラミン食器製造メーカー発表による)

ということで、ミラミン食器は安全なものなので安心してご使用ください。しかしそれはもちろん正しく使用した上でのお話ですので、くれぐれも電子レンジでは使用しないようにお願いします。

女性とマグカップ

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最後まで、この記事を読んで頂きましてありがとうございました!
電子レンジで使えるメラミン食器もお取り扱いがございます。宜しければこちらもご覧ください!

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