こんにちは、管理人です。
突然ですが、みなさんの働く厨房にはガス機器はございますか？
ご存知のとおりガスはお湯を沸かしたり、焼き物・揚げ物などの加熱調理をしたりと、厨房での熱源としてとても親しまれこれまでずっと重宝されてきました。
但し、この便利なガス機器も使用において、換気が十分でなかったり、機器の劣化やバーナーの目詰まりで不完全燃焼が起こったり、正しい環境整備と製品自体の良好な状態の維持管理がきちんと行われていなかった場合、ＣＯ（一酸化炭素）濃度が急激に上昇する危険が伴っています。



このＣＯ（一酸化炭素）という有毒ガスは、無色無臭であるため専用の計測器・分析計等がないとその濃度を測ることもできず、気分が悪くなって意識を失うまで気が付くことができず、そのまま死亡してしまうといった事故になるケースも少なくありません。まさに「サイレントキラー」。
お仕事で厨房に立たれる方、厨房には刃物や高熱になるものなど他にも危険なものがたくさんありますが、ガス機器もその一つ、正しい使い方と正しい換気、更に定期的な点検が命を守るために重要だという認識を必ず持つように心掛けてください。

下記、ＣＯ濃度と人体への影響と時間の関係を記した表です。



これは目安です。体格や体調によって、低めの濃度でも発症・悪化することもあります。
とにかく、すごい怖いです。

普段繰り返している日々の作業で、慣れなどからくる気のゆるみが要注意ですね。昨日大丈夫だったから今日も大丈夫なんてことはありません。機器も日々見えずとも確実に消耗・劣化は進行しています。換気扇の動作確認はもちろん燃焼状態（赤火になってないか）の確認など、毎日やるべき作業開始前・使用中・終了後の点検と、専門業者による定期点検も年間を通してきちんとスケジューリングすることも大切です。

＜厨房機器の点検など、お気軽にご相談ください＞