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2016/11/19

軟水器の話。

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こんにちは。
秋になり、空気が乾燥してきました。女性としてはお肌の乾燥が気になるところですが、先日デパートの化粧品売り場でスチーマーを体験してきました、事務員のB子です。将来的には購入しようかなあ、などと考えております。
さて、厨房でスチームと言えば、蒸気式回転釜などもありますが、やはり一番はスチームコンベクションオーブンでしょう。

ラショナルスチームコンベクションオーブンSCC-101-5senses  スチームコンベクションオーブンSCOS-R01  スチームコンベクションオーブンCSI3-E3


最近の給食施設ではスチームコンベクションオーブンを使っていないところはないのではないか、というくらいスチームコンベクションオーブン(弊社では通称スチコンと呼んでおります)がメジャーな機械となっていますね。これひとつでかなりの省力化、業務の効率化が期待でき、スチコンがなくては調理が成り立たないくらいではないでしょうか。
このスチームコンベクションオーブンにはほとんどの場合、軟水器が取付けられています。軟水器とは、水に含まれる無機物(ミネラル)を除去することで水を軟水に変える機械のことですが、ではなぜスチームコンベクションオーブンには軟水器が必要なのでしょうか。
それは、機械内部で水道水のマグネシウム、カルシウムといった無機物濃度が上昇し、ボイラー等に堆積することで機械が故障する可能性があるからです。スチームコンベクションオーブンに限らず、お湯を沸かすボイラー機能がついた機械では特にこの危険性が高まります。

水のミネラル物質「カルシウム」イメージ  思わぬ事故・故障のイメージ

そもそも軟水器がどのようにして水を軟水にしてくれるのかというと、軟水器の内部には硬水を軟水に変えるための樹脂が入っており、ミネラル分を吸着してくれます。それだけでなく、活性炭によりカルキ臭などの臭いやトリハロメタンなどの有機化合物を取り除く効果もあります。これらの樹脂や活性炭は使用とともにスケールが付着し、ろ過能力が低下するため、定期的なカートリッジ交換が必要となります。(一部、カートリッジ式ではない製品もございます)

軟水器RS-10L  軟水器RDX-08  全自動軟水器RP-03D

スケール(無機物などの水垢)が堆積して機械が故障した場合、スケールを除去するために薬品を使用してボイラーを清掃したり、排水ポンプという部品や場合によっては蒸気発生装置の大部分を交換しなくてはいけないこともあります。
スチームコンベクションオーブンの機種によっては軟水器カートリッジが寿命を過ぎるとエラー表示を出してお知らせしてくれるものもありますが、まったく表示されないタイプの機械もあります。その場合、交換時期を決めて、定期的にカートリッジ交換を依頼する必要があります。機械の横にシールを貼って、前回の交換時期と次回交換時期を書いておくと良いかもしれません。交換時期については水質や使用状況により異なりますので、ご不明な方は弊社までお問い合わせ下さいませ。
「そういえば、うちのスチコンって軟水器カートリッジの交換したことないかも」と思った方、急いでご連絡下さい。たかが軟水器と思って放置していると、十万以上の高額修理となる可能性もありますので要注意です!ミネラルたっぷりの井戸水などをご利用のご施設も気を付けてくださいね。

湧き水天然水のイメージ 厨房メンテナンス

軟水器もスチコン本体も定期的なメンテナンスを行って、より良い状態で長くお使いいただければ弊社としても嬉しく思います。

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