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マメ知識
2016/11/25

涼厨とは・・・

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事務員のゆとりU子です。もうすぐ12月。朝は布団から出たくない、そんな寒さになってきました。ぼちぼちこたつやストーブの準備をしなくてはいけませんね。夏の暑さが少し恋しくなる今日この頃です。そういえば冬でも熱中症になること、皆さんはご存知でしたか?冬は湿度が低く暖房をつける為、自覚のないまま皮膚や呼吸等からどんどん水分が奪われているのですが、夏ほど水分を補給しようとする意識は薄くなってしまい…結果脱水症状になってしまうというものです。汗をかかないからといって油断は禁物です。冬でもこまに水分をとるようにしましょうね。

さて、今回は「涼厨」シリーズについて簡単にご紹介します。

【涼厨とは】
読んで字のごとく、厨房を涼しくする機器(主に低輻射熱タイプのガス厨房機器)のことです。読み方は「すずちゅう」。厨房なのだから暑くて当たり前! の認識を覆す、画期的な機器です。

【涼厨の基準】
つまみの温度が50℃以下
機器前面の温度が65℃以下 
側面、後面の機器表面温度が75℃以下
使用者に排気熱が及ばない構造 等

上記基準をクリアし、日本ガス機器検査協会に認証されたものを、一般に涼厨と呼んでいます。

【なぜ涼しいのか】
涼しくなるからと言って火力が弱いわけではありません。涼しいのはその構造に秘密があります。
厨房内の温度を上昇させる最たる要因は「機器からの熱」と「調理しているものからの熱」です。これらが厨房全体に拡散し、それを空調、換気設備で抑えているのが従来の厨房でした。それを「集中排気」で解決したのが「涼厨」シリーズです。
 
涼厨シリーズローレンジ燃焼排気熱の流れ
 
図のように機器内部の熱は、拡散することなく上部フードタクド方向へ自然に排出、かわりに前面などから外部の空気が取り込まれ燃焼を良好にするとともに機器表面を冷やす構造になっています。そのおかげで誤って触れてしまったとしても火傷を防ぐことが出来ますし、機器の前に立っても熱を感じることが減るので、作業も快適になります。吹きこぼれで焦げ付く心配も減り、お手入れも楽になりますね。

では従来の厨房と、涼厨を導入した厨房を少し比べてみましょう。

 <いままでの厨房>
涼厨導入前の厨房環境イメージ
●厨房内が熱い
●火傷の確立が高い
●空調コストがかかる
●機器表面についた焦げ付き等の掃除が大変…

 
<これからの厨房>
涼厨導入後の快適厨房イメージ
●厨房内温度25℃以下を保てる (衛生)
●火傷の確立が低い (安全)
●空調負担軽減 (エコ)
●たとえ煮こぼれても焦げ付かず、掃除が楽ちん (省力)

いかがでしょう。導入することでメリットがたくさんありますね。
HACCPでは室温25℃以下、湿度80%以下を推奨しています。涼厨を導入すれば、空調に頼ることなく衛生的な環境を整えることが可能です。従来の機器とサイズも変わらない為、入れ替えも難しい作業ではありません。ご興味のある方は是非お気軽にご相談下さい。弊社WEBサイト内商品紹介ページ(加熱機器や炊飯機器)でも低輻射型として掲載しております。

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